失敗談から学ぶ婚活

たくさんの方と出会う結婚相談所では「断る」勇気も大切

私が35歳の時に、結婚相談所に登録して婚活を始めました。
この時お相手の方は30代後半の男性でした。
お互い4年制大学を卒業しており、正社員として企業に勤めていました。

私が登録していた結婚相談所では、インターネットで理想の相手を検索できるシステムを導入しており、お相手の方が条件を入力して検索したところ、私が出てきたということで、メッセージが届きました。
初めはその結婚相談所の公式のサイトを通じてメッセージのやりとりしていましたが、お互いの仕事やプライベートのことをやりとりしていく上で仲良くなり、それぞれの携帯電話のメールアドレスを交換してやり取りをするようになりました。

写真で相手の外見を見ていたのですが、正直言って外見だけでは決して理想の男性ではありませんでした。
しかし、結婚する相手に外見の良さを特別求めていたわけではなかったのと、メールのやりとりからとても優しそうな方だと感じられたので、一度お会いすることになりました。
私はサービス業についていたのですが、お相手の方は普通に土日が休日のサラリーマンの方でした。
そのため、私が休みの日にお相手の方が仕事が終わった後に初めてのデートに行きました。

初めて会った時、私の容姿を見てお相手の方が「あまりに美人なので驚きました。サクラかと思いました」と言ってきました。ほめられたのはうれしかったのですが、サクラかと言われてちょっとムッとしました。
その後何度か食事の機会があり、この男性とは計3度ほど食事に行きました。年齢が離れていて、私よりもずっと経済的にも余裕があったために、高いお店にも連れて行っていただきました。
しかし、私はその頃結婚相談所を通じて他にも男性からアプローチがあって、同時に5人もの男性の相手をしなくてはならない状況でした。
それを見かねたスタッフの方から連絡があり、そろそろ候補を絞った方がいいというアドバイスがありました。
しかし私は「断れない性格」だと相談すると、スタッフから「3回も食事をして‟この人だ”と思わなければその人ではないと思いますよ。まだ深く交際しているわけではないので、あえて相手の方に会ってかしこまってお断りする必要はなく、パソコン上で交際をお断りすればいいんじゃないでしょうか」と言われました。

そうか、そういうものなのかと思った私は、パソコン上で「交際中」と表示されているところから、事務的にお断りの手続きを取りました。
すると、それを見たお相手の方から、「会って話がしたい」「もう一度考え直してほしい」などというメールが頻繁に届くようになりました。
私は、ここで会ってしまったら逆に相手が諦められなくなるのではないか、という考えから「私の方からは何もお話しすることはありません」と返信しました。

それでもしつこくメールがくるので困っていると、やがて「美人だからといってバカにして、とんでもない女だ」といったような内容の長い怒りのメールが届き始めました。こんな時にもう一度会ったら、何をされるかわかりません。私はメールの内容をスタッフに報告することにしました。
結局お相手の男性にはスタッフの方から連絡していただくことになり、その後、「これが最後です。すみませんでした」というメールが入り、私たちの関係は終わりました。

私の失敗は、きちんと断らなかったことです。相手に話を合わせてその気にさせ、そのときだけの楽しい空間を作っていただけでした。そういう仲になっているときに突然交際お断りの手続きが事務的にされると、お相手の方は驚き悲しむのは当然です。
結婚相談所では複数の方と同時にやりとりすることもあるかもしれませんが、何度かお食事に行った方とは、電話か直接会ってきちんとお話ししてお断りするのがよいのかと思いました。多くの方と出会って判断するからこそ、断る勇気も大切なのです。
あの時の怖さを知ったことから、しばらく婚活をストップしていたわたしですが、その後交際をお断りするときにはきちんと説明をして感謝の気持ちを伝えることで、あとくされなくお別れすることができました。

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