失敗談から学ぶ婚活

お見合いに現れたのは…。

30代も半ばごろ、社会人10年目で病院の検査員の仕事も落ち着いてきました。私はそろそろ婚活でもと思っていました。
女友達に、合コン、婚活パーティー誘われれば、断らず参加していました。
婚活といっても直ぐに決まる訳でもないし、チャンスは多い方がいいって基本ポジティブ思考。相手の男性に会ってみてダメだったら「次探そう。」と深入りせず、サラッと活動していました。

そんなとき高校の同級生から、お見合いの話が来ました。

同級生のご実家は地元でも有名な食事処のお店を営んでいらっしゃいました。そこに通われているお客様が息子さんのお嫁さんを探しているので誰か紹介してと頼まれたそうです。
同級生のご両親も誰かいないかと年齢的なことなど考え、私に話を持って来ていただきました。
これは、いつもとは違うぞと私は思いました。婚活を真剣に向き合わなければ失礼なことになってしまうので、きちんと結婚を意識しながら会う覚悟を決めました。
同級生のご両親のお店を会場にしてお見合いの席を設けていただくことになりました。
お相手の方は私より1歳年上で大学卒業後、薬剤師として薬局に務めていらっしゃるとかお聞きし、写真は見せていただけませんでした。

当日、同級生のご両親のお店の和室座敷を貸し切りにし準備をしてくださいました。
約束の時間になると現れたのは、60歳過ぎくらいのスーツ姿のシニアの方。目も合わせず、座敷に座ると、ごろっとした手をお茶にのばして、黙っているのです。こちらから何か言えと言わんばかり。
慌てて同級生のお母さまが入ってきて、このシニアの方に「息子さんは?」と聞いています。
「息子は来ない。息子の前に私が見て決める。」と。「はっ?!」同級生のお母様、私はびっくり。
学歴、家庭事情、終始上から目線で身元調査され、私としては初めてこんな男尊女卑、差別的なお見合いを受けました。

長い尋問の様な1時間が過ぎ、今度息子に会わせるからと言われました。そう言われてもね…。
もう無理だよ。
私の心が呟いてました。

同級生のお母様は青ざめていて「ごめんね。ごめんね。息子さんが来る約束したのに、お父さんが来てしまって。」謝ってくれました。息子さんを思う気持ちも分かりますが、息子さんにふさわしいかどうか先に品定めするとは…。
後日、同級生のお母様から「あなたを気に入ったみたいで、今度是非息子さんと会って欲しいって連絡が入ったけど。」電話をいただきましたが、もう、その答えはあの日に出ていましたが「今回は残念ですがお断りします。」
やはりその答えが来ると同級生のお母様も感じていたのでしょう。「今度はウチの料理食べにおいで。」って気持ちを切り替えてお話してくださいました。

こんなお見合いもあるものだと…苦笑。30半ばの息子さんを大切にし過ぎ心配過ぎて親が出て来るのか?
何処の馬の骨だか分からない35すぎの女と会わせるのが嫌なのか?
結婚する前からこの調子では、結婚したとしても将来が見えてます。
私には、とても嫁いで嫁として出来ませんので、もっと違う良い方を選んでくださいってこちらからお願いしますって気持ちです。

30半ばの自分であっても、縁談が決まらなくて良かったとこれほど思ったことはありませんでした。
それがあったからこそ、女性として嫁としての立場の一般的な考え方が分かったような気がしました。また、家族で私を迎えてくれようとする方がいかにありがたいかも分かりました。
良い経験をしました。

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